今回は、吉原に勤めるよしわらさんとして、人の「忘れる力」がどれほど優れた力なのかを執筆中に思い知った話を語ってもよろしいでしょうか。
「あれ?これも前読んだことがあるような……」
う〜〜ん、どうかお気になさらないで〜。
大切だと思うことは何度でも書かせていただきます〜。
著書の第1章で、わたくしまりながどれほどクチョで愚かで人の心が無かったのかを書いているのですが、実は第1章こそイチバン時間がかかった部分でもあるんです。
幼少期から中高、大学時代、吉原に勤めはじめてからの自身の横暴について当時をいろいろ思い出していると「(あぁ…こんなこと言ってたなぁ……。あぁ、こんなことも言ったっけ……。そういえばこんなことも……。)」
と、自分のしていた悪行が芋づる式にドンドン思い出されていきました。
思い出したことを紙のノートに書き出していくんですけど、手がどんどん重くなるんです。
(わたしはこんなことをしていたのか……)
(戦い方とかやり方を知らなかったとはいえ酷すぎる……)
(もはや人の皮を被ったバケモノだ……)
自分のことを思い出すたびに、忘れていた悪行と恥ずかしさと愚かしさと情けなさとで、ドンドン心が鬱屈になっていくのがわかりました。
書き進めないといけないのに、どうしても筆がすすまないのです。
当時の愚かさを、どれほど自分が酷い人間だったのかを、書き出さないといけないのに。
思い出せるけど、書けなかったのです。
何度も心が折れました。
いまのわたしは、もう当時のそんなわたしではないというのに。
どうにも踏ん切りがつかなくて、去年の10月頃〜今年の2月くらいまで「自分はサイアクの人間だ」という心情がついてまわり、接客なんでできないと、出勤も安定しませんでした。
お世話になっている編集長からも「3ヶ月あれば出版できる」と言われていたのに、結果的に出版まで7ヶ月もかかってしまったのです。苦笑
それほどまでに、人の「忘れる力」の影響力はとても強く、偉大な能力だとも思います。
言い換えれば、忘れる力とは、前をみるための能力。
自分はこんな人間だから…
自分にそんな資格はない…
たとえ過去をそう悲しんでいたとしても「過去のもとに現在が成り立っている」ので、過去を現在へと昇華し、認識する。
自分は感謝できない人間だったけど、「今」は感謝できる人間だ。
たくさん応援してもらってきたから、自分も、自分と人を応援できる人であろう。と、変換できるように。
心を守り、前も向くためには「忘れる力」に頼っていいと思いますし、忘れてもいいんだ、と思えたのです。
人の「忘れる力」は、
「今」を見て、
「未来」を見据えるための特別な能力なのだと、そう感じた次第です。
もし、誰かにほじくり返されたら、
「恥ずかしいけど、そんなときもあったかもしれない〜☺️💦」
と、笑い話としていくのもいいかもしれませんね。
人は、忘れないとやっていけないものがある。
(科学的に脳内メモリにも限界があるといわれているようですし)
思い出しても、大丈夫。
あのときは、ごめんなさい。
そのおかげで、今があるから、ありがとう。
機会があれば、お酒でも交わしたいね。
とかで、いいと思うのです。
…今日はかなりしんみりした内容になってしまいましたね。申し訳ありません。
自戒としては、「自分の思うように生きましょうぜ!でも時折反省もしましょうな!」
というところです。
いいんだよ、苦しかったことは忘れて。
そして恒例、そんな著書の紹介です。 『愛される人間になるための10の方法』
──鬱でも、ADHDでも、自傷していても、"人たらし"に変われる──
吉原に勤めるよしわらさん(著)
形式:Kindle版(電子書籍)
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