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10月28日
優しさって、いつも難しいなと思います。
今日の午前中、ある社員が「お客様のため」と思って行動したことが、結果的に他の社員を巻き込み、会社全体の質を下げてしまっていました。
けれど本人には「親切にした」という思いがあるので、特に悪いことをしたという認識もなく、周りへの一言もありませんでした。
私は、組織に属している以上、まずは組織のルールを最優先にすることが大切だと思っています。
もし自分の思う“親切”を貫きたいのであれば、それは組織を作る側、ルールを決める側に立ってこそできること。
今の立場が組織の一員であるなら、決められた方針に沿って動くことが、最終的にはお客様の信頼にもつながるのではないかと思うのです。
おそらくその社員は、100%お客様の立場に寄り添っていたのだと思います。
私はどちらかと言えば中立の立場ですが、会社に尽くすという気持ちを大切にしているので、基本的には会社の方針を尊重します。
そこを乱してしまうと、企業全体のまとまりがなくなり、地域ごとにばらつきが出て、最終的には信頼が揺らいでしまう。
でも、こうしたことを本人にどう伝えるべきか。
伝えることで、自分の考えを押し付けてしまうのではないか。
そう考えると難しくて、言葉を選んでしまいます。
人にはそれぞれの考え方がありますし、同じルールでも受け取り方は違います。
だからこそ、せめて自分の行動で迷惑をかけてしまった相手に対しては、「ごめんなさい」の一言でもあってほしかったなと…。
そんなことを思った、午前中でした。
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