-
-
11月29日
今日、間に入ってくださった店長さんへ、直接お礼をお伝えする時間をいただくことができました。
お忙しい方なのに、わざわざ時間をつくってくださって…そのお気持ちだけで胸がいっぱいになりました😭
結果がわかってすぐにお店に連絡をしたのですが、店長さんが不在だったため、審査結果をお伝えできたのは今朝。
「直接お礼を伝えたいので、少しだけお時間いただけませんか?」とお願いしたところ、
「そんなたいしたことはしていないので大丈夫ですよ」とおっしゃってくださいました。
でも…本当に、そんなレベルではないんです。
この業界で10年働いていても出会えないような“奇跡”が起きたのは、店長さんの力そのものだから。
一度の断りで終わらせず、二度、三度と可能性に踏み込んでくださった勇気と、関係先への真摯な姿勢。
はじめてお会いした日に、ご自身の立場と信頼をかけて交渉をしてくださった姿。
それは私には到底できないことでした。
お時間を頂戴することがご迷惑になるのでは…と引き下がるべきか迷いましたが、もし遠慮ではなく店長さんの気遣いなら、きちんと顔を見て伝えたい。
「私の気持ちを直接お伝えしたいんです」と素直に伝えると、店長さんは快く受け入れてくださいました。
ドキドキしながらの訪問。
前回の私はきっと、「未来が見えない」ような表情をしていたと思います。
今日は伝えたい気持ちをまとめて、少しでも丁寧に届くようにと向かいました。
伝えたい思いが多すぎて、文章はめちゃくちゃだったかもしれません。
でも、伝えたい想いだけは100%伝えることができた、そう思えました。
手土産に選んだお菓子も、きっと遠慮されるだろうなと思っていました。
遠慮をされたら返す言葉まで準備していたほどです。
それなのに、予想とはまったく違い、満面の笑顔で受け取ってくださいました。
その瞬間、「渡す側も、こんなにも嬉しい気持ちになれるものなんだ」と初めて知りました。
ビジネスマナーの本では“一度断る”と書かれていたりします。
実際、これまで私はそれを良しとしてきました。
でも本のとおりに遠慮されると、こちらも胸がぎゅっとなってしまう。
言葉を準備していなければ、きっと戸惑ってしまいます。
店長さんの笑顔、スタッフさんが喜んでくださる姿を思い浮かべながら選んだお菓子。
そのすべてを思うと、遠慮という壁はむしろ不要なんだと感じました。
現場には現場の空気があって、本の世界とはまったく違う。
基本を知ったうえで、その場に合わせてやわらかく応用できる人こそ、“本物の店長”なんだと思いました。
そして、もし自分がこの会社にいたとして店長になれるだろうかと考えたとき……正直、何年かかっても難しいと感じました。
そんなとき、ふとボスの言葉を思い出しました。
私と同い年なのに、ずっと上の役職についているボスに、以前「すごいですね」と言ったことがあります。
そのときボスは少し笑って、
「肩書は関係ないですよ。それぞれ役割があるだけで、みんなが頑張るから組織は回っていくんです」
と教えてくれました。
今日の店長さんの姿と、ボスの言葉が重なって、ようやく意味が腑に落ちました。
肩書きは“上に立つ資格”ではなく、その人の在り方がつくる“役割”なんだと。
そして私自身も、どんな役職につくかより、どんな人でありたいかを大切にしたい。
肩書きがあってもなくても、誰かがそっと頼りたくなるような、自然と人が集まるような…そんな店長さんやボスに近づきたいと、心の底から思いました。
-